みたて遊び 和久洋三

みたて遊び(共生意識の育成)

和久洋三

1歳6ヶ月を過ぎるとみたて遊びが始まります

積木遊びはおすわりができるようになる頃からスタートします。最初は大人が積んだ積木を倒す遊びをくり返しますが、1歳前後には積んだり並べたりする活動に発展します。 この時期の主役は立方体、この単純な形で遊べば遊び込むほど他の形をうまく使いこなせるようになります。1歳6ヶ月を過ぎるとみたて遊びが始まります。直方体、円柱、角柱も時には与えてください。やがて2歳、しだいに積木遊びはスケールが大きくなってたくさんの積木を使いこなすようになっていきます。 4歳を過ぎる頃から大人がびっくりするような活動が始まります 2歳から3歳、みたて遊びの世界をひとり言を言いながらふくらませていきます。 「へぇー、こんなことまで考えているんだ」大人がびっくりするような活動が始まるのはこの時期です。4歳を過ぎると構成力が飛躍的に発達するだけでなく、鋭い観察力とみごとな表現に驚かされます。これは数や量や形に対する洞察が的確であることの証明でもあります。 また4〜5歳になると友達との共同作業や、何日もかけて積木で自分の世界を完成させていくこともできるようになります。

みたて遊び(生活の形式)で育つ意識=愛への希求―共生意識の育成

愛は毎日の生活の中で、さまざまな人や物や自然と触れ合い、共感することによって芽生え、育くまれるものですから、その対象を思い描く活動は人やものを愛する心情を育むことになります。積木で家や机や椅子をつくったり、ボールを動物や自動車にみたてて遊ぶのがこの活動です。人形遊びやままごとに代表される、この愛と共感の活動はよく<みたて遊び>と呼ばれています。それは万物への愛情を育くみ、多くの人々や自然や人間がつくりだす環境との<共生意識>を育成することにつながります。 そしてその延長線上では、社会や自然の中で生活する人類の幸福や平和について思考することになるので学問領域では<哲学>に属することになります。<宗教>も同じ希求がもとになっています。

Last Update 2009.01.04 Copyright (C) 2001-2009 Daccord.Inc. All Rights Reserved

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