積み木で育つ知恵 積み木はあえて角を丸く処理しない 和久洋三

積み木もいろいろ、いいおもちゃには条件があります

和久洋三

5 積み木は、あえて角を丸く処理しない

 

私には積み木によってかたちの世界をしっかり子どもにつかみとらせるというテーマがあります。角がシャープゆえにくっつけたときにピタッとつながります、四角や、三角といった「かたち」を明瞭に肌で感じることも重要です。  たとえば、立方体をふたつあわせたとき、子どもはその合わせ目の線の部分を、何度も確かめるように指でなぞります。ふたつのものがぴったり合ってひとつになったことを確かめているのです。これがもし、角を丸めた積み木だったら合わせ目には溝ができ、つながったというイメージがもてません。  角があって、小さな子には危険なのでは、と心配する人もいます。しかし、遊びのなかで、角は痛い、平らな部分は痛くない、ということを少しずつ、身を持って知っていくことの方が大切だと私は思っています。

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