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「量」から「質」への転換

水は温度が100度を超すと蒸気になるように、たどたどしく話す子が2歳を過ぎると、ある日突然洪水のように言葉を駆使するようになります。

これはある一定の量を超えたときに質的な変化を生む現象ですが積み木遊びもまったく同じです。子どもたちはたくさんの積み木を使うことによって、大人も目を見張る活動をくりひろげます。こうした活動の中で子どもたちの協調性、集中力、注意力が育まれ創造力は全開します。

   

幼稚園、保育園で

和久洋三

子どもの潜在能力のスゴサ、豊かさを教えられたのは積み木の活動と絵画製作を通してでした。大人の創造力や感性では及びもつかない世界を子どもたちがいとも楽しげに生みだすことを知ったからです。

 

その後、全国各地の保育園や幼稚園で何度も子どもたちと積み木遊びの活動をしてきました。どこの土地でも子どもたちは夢中で積み木遊びに取り組みます。

「はじめての活動なのに、ケンカもしないで仲良く相談しながら遊べるのね」

「こんな単純な積み木で、こんな複雑で美しい世界がつくれるんですね」

「子どもたちが自分たちだけでこんなに長い間集中して遊べるとは思いもよりませんでした」

どれも園長先生の言葉です。なかには「50年保育をしていて、こんな子どもの姿を見たのは初めて」という方もおりました。

こうした活動を通して今回新しく生まれたのがWAKU−BLOCK集団用セットです。

子どもたちが15人、20人と集団で積木遊びをする姿を見ていると従来の積み木遊びの概念は大きく変わります。みんなが力を合わせると豊かな積み木の世界が展開されます。大勢の中でその子の個性がはっきりと見て取れる積み木の作品が生まれます。子どもたちの目は輝き、声は弾み、心は踊ります。

積み木と積み木がつながり、積み木と子どもがつながり、子どもと子どもがつながり合う世界。それはやがて子どもたち一人ひとりに、自然や宇宙とつながっている自分、時空を超えてつらなる生命のあり方を感得させます。積木遊びを通して、他者のお陰でここにある自分の命を自覚し、他者への感謝の念を抱く子どもに育って欲しいと願っています。

Last Update 2008.07.29 Copyright (C) 2001-2007 Daccord.Inc. All Rights Reserved

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